いつかきっとがもう間近

現のこと、夢のこと、

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そんなとき

孤独な人が扉を薄く開けて、私を見ています。あちらこちらの隙間から、様子をうかがう気配がしています。そんなとき、私は夢を見るのです。

 

私はその隙間に指を滑り込ませて、「こんにちは、お元気ですか」と声をかけます。俯きがちなその視線の先に、プランターから摘んできた1本のチューリップが見えているでしょう。「どうぞ。春になりましたよ」と言えば、私の顔を見るために、ゆっくりと顔を上げるでしょう。

 

孤独な人がたくさんいます。たくさん、いることはわかっているのに何もできません。あのとき、声をかけていればよかったのにと後悔することばかりです。そんなとき、私は現実に帰るのです。

 

もっとも身近な家族に対して、心を開放していない私が人の孤独によりそえるはずありません。だからこそ、人の孤独には敏感なのかも知れません。そんなとき、思い出してしまいます。

 

元気ですか。春になりますね。またいつか会えたらいいですね。幸せになれますように。幸せでありますように。

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