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『ヒーローズ(株)!!!』北川恵海氏著を読了!!!

この本の題名を見て、戦隊モノ?とたじろいだのは私だけでしょうか。でも、以前免許センターの売店で読んだ『ちょっと今から仕事やめてくる』と同じ作者なので、迷いながらも手にとりました。

 

あらすじ 

楽しかったです。この作者の書く登場人物は、どの人もとても魅力的な性格です。痴漢に間違われたことがきっかけで、会社をやめさせられ婚約者にも見放されたマジメだけが取り柄の『修司』が主人公です。

 

コンビニのバイト仲間の遅刻魔『拓』の紹介で、ヒーローズという怪しげな会社で短期バイトをすることになります。修司の仕事は、有名漫画家の話し相手をしたり、若手女優のデートの相手をしたりすることでした。

 

人と関わることが得意ではない修司は、仕事仲間の『道野辺さん』『ミヤビ』の影響を受けて成長していきます。

 

感想をひとこと

修司のために高級メロンを用意させたじいちゃん、修司が持ってきたりんごを食べたじいちゃん、修司がセミを怖がっていたことを黙っていたじいちゃんなど、チャーミングなじいちゃんが子供の頃の修司のヒーローだったのですね。祖父にとっても、修司は人生のヒーローなんですね。

 

もし私が老親に「なーんも面白味もない人生やったなぁ」と聞かされたら、きっと修司と同じように後ろめたい気持ちになります。私が喜ばせることをしていないせいで、面白くない人生になったんだな、と思います。

 

「なーんも面白味もない人生やったなぁ」という言葉は、人に聞かせてはいけない言葉です。修司の祖父は、その後で「けどなぁ」「ほーんに幸せな人生やった」と言いましたが、それなら面白みもない人生という言葉と矛盾しています。

 

けれど矛盾しているのが、人の感情なんでしょうね。そういえば、道野辺さんの身の上話はどんなものだったのでしょうか?とても興味があります。ひと月あまりのホームレス体験をしたという強烈なエピソードが、わからずじまいで消化不良です。

 

続編を読むのが楽しみです。

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