いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

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年度末からの再起

今日はひとりで『パラサイト』を観に行きました。

 

昨夜、ネットで鑑賞券を決済していたので、パソコンに現れたQRコードを携帯電話で画像にして行きました。うまく撮れているか不安でしたが、映画館のQRコードリーダーがスンバラシイので、難なく入れました。

 

一言で表すと、格差社会の悲しい物語でした。救われようのない物語ともいえます。娯楽映画ではありません。

 

もし救いがあるとすれば、家族の絆というのは何よりも強いものだと暗示させてくれたことかも知れません。

 

印象的なところは、貧乏家族の長男の父親に対する口のきき方、態度がとても他人行儀なものであった反面、大富豪家族の子ども達のその父親に対するものは、気さくで親密なものだったことです。

 

ちなみに、朝一番のスクリーンを眺めていたのは、私の他に、あと男女1組だけでした。卵か先か鶏が先か、自粛が先か閉館が先か、悩ましいところです。

 

明日からは新年度スタートですね、気持ちを切り替えて、晴れやかに暮らしましょう。

道のりも思いも遠く

この前、山口に行きました。

 

とあるお土産売り場で、種田山頭火の日めくりカレンダーを見て、何故か心惹かれて買いました。

 

翌日のために、1枚めくるのが私流です。毎日、その日の1句を眺めながら、山頭火に心惹かれた理由を考えていました。そして、昨夜めくった24日の句を見て、わかりました。

 

『あんたのことを 考えつづけて 歩きつづけて』山頭火

 

これだったのです。この1句で、心がヒリヒリと痛みつつも共感してしまったのです。

 

山頭火さん、あなたも、遠く届かぬ人のことを考えていたのですね、仕方ないですね。自業自得ですね、でも、つらかったですね。

 

『あんたのことを 考えつづけて 歩きつづけて』 はい。そうなんですよね。でもね、山頭火さん、私は『あの人』のことを『あんた』とは呼べません。

 

『あんた』と呼べる山頭火さんを羨ましく思ってしまいます。

 

あなたのことを考えつづけて歩きつづけて、もうあれから遠い時代まで来てしまいました。あなたは今、お元気ですか。幸せですか。どうしていますか。

その名前

携帯電話で連絡先を探していると、懐かしい人の名前を見つけました。何年も忘れていたのに、その名前を見ると、その人の在りし日の姿や言葉を一気に思い出しました。

 

その人は口癖のように「いいのよ、全然かまわないのよ。アナタ達なら惜しいなんて思わないのよ」と言いながら、高価なもの、珍しいものをプレゼントしてくれました。

 

会うたびに、必要以上の好意の熱量を示されて、私は徐々に、それに見合うだけの何らかの熱量を示したいのに示せずにいることを後ろめたく思うようになり、自ら離れていきました。

 

それから何年か経ってから、風の噂で、その人が病気で亡くなったことを知りました。

 

今、その名前を見ると、前に感じていた後ろめたさはなくなり、ただ懐かしさだけがこみ上げてきます。とても心の温かい人でした。

 

探していた連絡先は、その名前のすぐ後ろにありました。

不都合な日常生活

何らかの本を読みかけていないと、すぐに物思いにふけってしまう怠惰な性格なので、生活のリズムを作るためにも常に読みかけの本を用意しています。

 

だから図書館はとても助かります。その本が面白かろうとなかろうと、頓着せずに借りて読むことができます。もし面白くなかったなら、途中で本を閉じればいいだけですから。

 

1年ちょっと前に予約していた本が、ようやく私の番になりました。窪 美澄氏の『じっと手を見る』という本でした。同じ事象やそれに関する心の動きを登場人物ごとの視点で描かれていました。章ごとに時の流れが前後しながら進んでいき、わかりにくい感情をわかりにくいまま、整然と終わらせたという読後感はとても気持ちのいいものでした。

 

その本を返却して次に何か借りて帰ろうと思いながら、図書館に出向きました。すると、なんと悲しいことに図書館の受付は開いていましたが、本棚はすべて封鎖されていました。

 

新型コロナウィルス、恐るべし。

 

予約本の貸出と返却のみ、受け付けているそうです。鬱蒼と立ち並んだ本棚の前を歩き回りながら、時には立ち止まり人差し指で本を傾け取り出す仕草をすることも出来ません。右手に背表紙を持ち、後ろから頁を捲って発行年月日を見る小さな楽しみもみつけられません。

 

ということで、仕方がないので本屋に行きました。本屋も好きなのです。ただ、本を気ままに選ぶには、価格が高すぎるのです。図書館で借りるように本屋で購入すれば、常に一万円以上の出費です。そして、あたりはずれが大きすぎるのです。

 

その本が自分の性分と能力に見合っていて、なお、読む前よりも読んだあとに少しでも自分に変化を与えてくれるものが、あたりです。今、読みかけの本が3冊、転がっています。読むのに苦心しています。これは、はずれです。

 

それでも本屋で購入したからには、払ったお金に見合うだけの何かを欲してしまいます。貧乏性なのでしょう。もう少し読み進めたら、その本のツボにハマるかもしれない、と変な努力をしてしまいます。あと1週間はツボねらいで頑張る予定です。

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