いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

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やっぱり

久しぶりに同じ場所に帰っていった。店に入ると、狭く勾配のある廊下を歩いて隣りの館に急いでいた。なぜ急ぐのかわからなかったが、なにか予感があった。

 

いきなり手首をつかまれて、「ごめん、待たせて」と彼の声。私は手首を無理やり放し、小さく手のひらを叩いた。

 

「遅い!

 

人目が気になったが、そんなことにかまっている時間はなかった。「いま、時間とれる?

 

 私には何か時間に追われる用事があった。「少し、待って、後なら」「じゃあ、ぼくも用を先にすませるよ」「あとで」「あとで」

 

 不安だった。今別れるとまた会えなくなる。そう思ったが仕方がなかった。「きっとよ」「わかってる」笑顔で別れた。

 

でも、やっぱり会えなかった。さよなら、また夢で会いましょう。幸せな夢だった。

 

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