今週のお題「カラオケの十八番」
カラオケ好きの父親だったので、子どもの頃からカラオケセットは家にあった。
昔のはカセットテープをカシャッと入れて、押し甲斐のある反発力の強いレバーボタンを押すと、音楽が流れてきた。
カセットテープの時代からCDの時代に変わったころ、またカラオケセットを買い換えた。
そのときは私も大人になっていたので、
「なんでもいいから、歌いなさいよ」「何を恥ずかしがっているのよ」と言われ
渋々、歌ったのが小林明子さんの『恋におちて』だった。
また、中島みゆきさんの『悪女』も2番目にいつも歌った。
どちらも嫌いな曲ではないが、好きでもない。
それなのに、歌っていたのは、歌いやすいメロディとテンポ、トーンだからだ。
悲恋、失恋、不倫関係の暗い歌は、歌いやすい。
決して決して、好きなわけではない。一番、うまく歌えるのだ。