いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

「スポンサーリンク」

お弁当作り

今週のお題「お弁当」

夫には結婚して以来1ヶ月しか弁当を作らなかった。新しい弁当箱を楽しげに買って、意気揚々と早起きして弁当を作っていたが、どうも様子がおかしかった。「おいしかった?」と聞けば「うん、おいしかった」と答えるが、自分から「美味しい」という言葉を言う気はないようだった。

 

あらあら、いいのよ、無理して食べてくれなくても。アナタが喜んでくれると勘違いしただけなのよ、わかった、もう、お弁当は必要ないのね? はいはい、お昼代がいるのならお小遣いが足りないわよね、いいわよ、いくら必要かしら? はい、どうぞ!

 

私は鷹揚にお小遣いをアップして差し上げた。せっかく購入した弁当箱も使われぬまま、思い切って半年後に捨てた。だから、子ども達のお弁当作りもおっかなびっくりで、心の中で「申し訳ないけど、この程度のお弁当しか作れない母なのよ、力量が足りなくてごめんなさいね」と唱えながら、中学、高校、娘に至っては大学までも、弁当を作り続けた。

 

きっと、子ども達は不思議だったはずだ。ほとんどのおかずが冷凍食品だったことが。生協やスーパーマーケットの冷凍食品を何種類も組み合わせて詰め込んでいた。手作りが苦手なわけでも嫌いなわけでもないのに、私の作るものは好みではないかも知れないという遠慮から、冷凍食品になってしまっていたのだ。

 

もちろん、エンゲル係数は素晴らしく高かった。これは、誇れるくらいに高かった。よくそれで借金しなかったわね?と思うくらい、高かった時期があった。

 

そして現在、今もお弁当を作っている。歳をとると、神経も図太くなるもので、転勤で戻ってきた娘と自分のお弁当を毎朝、ちゃちゃっと作る。冷凍食品はまるで無し。今日のお弁当は、ご飯に子持ち昆布をのっけて、カボチャと人参の煮物、牛肉と玉ねぎの甘辛煮、きんぴらごぼうだった。これで十分。娘も一人暮らしからの実家暮らしで、人間らしくなってきた。とても良い子だ。

プライバシーポリシー 「スポンサーリンク」