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美保関の『関の五本松』今昔の巻

『関の五本松』を探してきました。「むかし、行ったことがある」という懐かしさに親しみを求める老親との旅行でした。季節は春。三月吉日のことでした。

 

カーナビで『関の五本松』と検索しても出てきません。ネットで検索すると『島根県松江市美保関町美保関』とあったので、その住所を頼りに出かけました。

 

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島根半島の先端付近の海岸通りを走っていると『五本松 無料駐車場』と書かれた案内板がありました。車が10台分くらいの小さな駐車場でした。全体的に古ぼけていて、お金をかけて手入れをしている様子はありませんでした。3台車が停まっていたので、先客はいるようでした。

 

その隣りに公衆便所があり、その向こうにある上り坂に『歓迎 関の五本松公園』と掲げられた立派な看板がありました。横に『五本松リフト休止 徒歩20分』と書かれてありました。徒歩20分くらいなら歩けそう!と軽い気持ちで歩き始めました。

 

石で舗装されていた上り坂でした。枯葉や濡れ落ち葉や木の枝が沢山落ちていました。地元ではピクニックコースになっているのでしょうか。後から登って来られた手にステッキを持ったスポーティな装いの夫婦に追い越されました。

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リフト乗り場とお店がありました。昔は栄えていたのでしょう。今では見る影もありません。老親が昔、この場所に来た頃はリフトが立派に動いていたのでしょう。入口から10分くらい歩いたところに、海を見渡せるベンチが2つありました。

 

「もう、ここらで帰ろうか」と老親がつぶやき、腰をおろしました。『関の五本松』という立派な松を若い時代に見た楽しい思い出を再現するには、つらい上り坂です。そこで、サッサと先に行った夫に電話をして『関の五本松』の写真を撮ってきてもらいました。

 

『関の五本松』は、美保関の港を見下ろす山に並んで生えていた5本の大きな松の木でした。港を出入りする船頭さんや漁師さんがこの松を目印にしていたそうです。遠い隠岐の島から美保を目指して戻ってきて、『関の五本松』を目にすると無事に港に帰ってきたと安堵されたことでしょう。

 

実は、『関の五本松』の5本のうち1本は、美保神社の通行の妨げになるか台風で倒れたかの理由で古くからありませんでした。なので老親が若い頃見たときは4本の松だったはずです。現在は1本もありません。台風や枯死などで伐採されたそうです。

 

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現在では『関の五本松』は、最後の1本の切り株をモニュメントとして公園に設置されています。美保の港を見下ろせるベンチに座って、写真を見せてもらった老親は納得したのか、「来てよかった」と言っていました。

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山にはヤブツバキが全盛期でした。石が好きな老親は、山に転がっている石を土産に持って帰ろうとして探していましたが、見かけは石の形をしていても粘土質の土の塊ばかりで残念がっていました。 

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