真っ先に頭に浮かぶのは、滝廉太郎の『花』です。「はるのうららのすみだがわ」の混声二部合唱を小学生だったか、中学生だったかの音楽の授業で習いました。
わたしはアルトになりましたが、ソプラノの旋律の方が歌いたくてとても残念でした。でも、『花』は大抵だれでも知っているので、わたしが歌うと即、二部合唱になりました。
次に思い出すのは、南沙織さんの『春の予感』です。作詞作曲は尾崎亜美さんです。「ひにくなジョークおいかけるのは、もうおしまいにしましょう」と、ひとり言のような南沙織さんのアンニュイな声のトーンに憧れていた時期がありました。
最後の「はるにさそわれたわけじゃない、だけどきづいてI've been mellow」で、その当時のわたしには、まだ時期尚早な歌かなと思った記憶があります。
「はる」という限定された曲は、春にならないと思い出さないけれど、春になれば必ず思い出す印象深い歌が多いですね。