朝、テレビでニュース番組を見ていた。北朝鮮と中国の要人が会見していたという報道だった。「隣接している北朝鮮が戦争になることを、中国は一番危惧している」とコメンテーターが話していた。
そしてその後ろのボードには、『戦争』という文字が見えた。貿易摩擦や国際的な圧力、非核化、軍事演習、非武装化、対話という言葉には慣れていた。もし、世界がうまく回らなければ第三次世界大戦になるのかもしれない……とは思っていた。
けれど、『戦争』という言葉が、一般家庭の朝の食卓に届くとは思いもしなかった。少しずつ、言葉に慣らされていくのだろうか。不安に思いながらも、少しずつ馴化していくのだろうか。
まっぴらごめんだ。