いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

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道を横切った三毛猫

前の車が急にブレーキをかけた。あわてて私もブレーキをかけた。何事だろう。こんな誰も横切らない道で、加速すれどもブレーキをかけるとは、どういうことだろう。

 

ぶつかるっ!と思って、俯いた顔を恐る恐る上げた時、前の車の左端から三毛猫がノロノロ歩いているのが見えた。

 

なんだ、三毛猫さんではありませんか。物騒な。もう少しで、任意保険を使う羽目になったじゃないですか。

 

ムッとしながら、三毛猫さんを眺めると、そのお腹はアスファルトに擦れるのではないかと心配になるほど、たわんでいた。細い痩せた三毛猫だった。人間に例えれば、中学生から高校生。そんな幼さを持つ三毛猫だった。

 

まさか、妊娠中なのですか? まさか、その若きたわんだお腹に何匹もの猫が潜んでいるのですか?

 

もし、前の車がブレーキをかけずに三毛猫さんを轢いていたら、お腹の中はどうなっていたのだろうか。阿鼻叫喚の地獄絵図を想像しながらも、前の車の人、いい人なんだなと思った。

 

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