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修学旅行の思い出なんて

お題「修学旅行の思い出」

きっと世の中の過半数の人々は、屈託なく修学旅行の思い出を語ることができるのですね。私は屈託しかありません。

 

たのしみだね、たのしみだろう、うれしいね、うれしいだろう、いちばんいいときだからね、ともだちとまくらなげ、おみやげはなにをかう、じゆうこうどうはなにをする、いっしょのはんになれたらいいね、

 

遠足でウキウキワクワクしたのは、幼稚園のとき動物園に行ったことくらいで、あとはもう苦痛でしかありませんでした。仲間はずれにされていたわけでも、いじめられていた自覚もなかったのですが、いつも「ここにわたしのいばしょはない」と感じていました。まあ、いまだに私の居場所はどこにもありませんが。

 

ジャンケンで班分けされて、みんな賢い良い人たちがイヤな顔ひとつせずに、私を仲間だと受け入れてくれます。そんな当然のことにも、もうしわけないです、ありがとう、と頭をさげる「癖」のある私は、その癖のために「異質」だと見破られ、わずか5、6人の班の中にも緊張が走りました。

 

そんな私の「癖」を指摘した人は、後にも先にもアキラ君という男の子しかいませんでした。「あなたは、ひがいもうそうです」「ほら、またひがいもうそうがはじまりました」と、プロ野球の実況中継なさがらに小学校のクラスメートのアキラ君は言い募っていました。

 

もちろん、私を軽蔑したように、見下したように。アキラ君。私はあなたが大っ嫌いでしたよ。本当に、訳がわからない。なぜ、被害妄想なんて汚らわしくも難しい言葉を私に投げかけたのですか? 本当に、本当に、大嫌いでした。

 

でも、アキラ君とは修学旅行は一緒に行けませんでした。私が小学5年生の終わりに転校したせいです。それでも、思い出します。何故なら修学旅行は、被害妄想の私にとって苦痛でしかなかったからです。

 

アキラ君。お元気ですか? 天文学者になれましたか? アキラ君のめんどうくさい分析力は、天才的だったと何十年もたった今でも、思い出しますよ。修学旅行、きっと、アキラ君も苦痛だったでしょうね。お互いに、友達が一人もいませんでしたからね。

 

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