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『モンテ・クリスト伯』の最後のシーン

このドラマも実に面白かったです。ドロドロの人間関係があからさますぎて、グロテスクで最高でしたね。裏切り、欺瞞、拷問、牢獄、飢餓、無一文からの復讐劇は、いいですね。楽しいです。好きなストーリーです。

 

ただ、どう見ても初めから『ダン』にしか見えない『モンテ・クリスト伯』を『ダン』ではなく『モンテ・クリスト伯』だと認識する登場人物達のあからさまな迂闊さが、このドラマのきわどさだったと思います。面白いか面白くないかの瀬戸際で、どうにかこうにか面白い方に傾けたのは、役者さんの端正な顔立ちをまだ見ていたいというミーハー的な願望が強かったからかも知れません。

 

「こんなことは、もうおわりにしてください」と元婚約者のすみれは言います。

「いいですよ。あなたがすべてをすてて、わたしと結婚してくれるのでしたら、おわりにしましょう」とモンテ・クリスト・真海は答えます。

 

最後の晩餐で、すみれは「はい」と涙を流して、モンテ・クリスト・真海に結婚の承諾をします。その後の一瞬の間に、モンテ・クリスト・真海の表情が無表情から歓喜、そして絶望に変化するのですが、ごめんなさい。少し、わざとらしい感じがしました。どういうのでしょうか。そう、劇をみているような大げさな感じがしました。

 

とはいえ、もともとの設定が、顔も形も変わっていない同一人物が別人になりすますというストーリーなので、初めから不自然なのです。それなのに、本当に楽しめました。

 

絶望にかられたモンテ・クリスト・真海は石油を撒いていた部屋に火を放ちます。すみれは、幼馴染の夫に引きずられるように、その場から逃れます。その火災によって、これまでの事件が明るみにでます。そして、ラストシーンは海辺の砂浜。

 

何事もなかったかのような静かな海辺で、波打ち際を歩く『ダン』、そして彼を待っていたような『すみれ』が岩場で対面して終わります。その光景は、穏やかで自然な様子でした。

 

きれいな終わり方でしたが、疑問が湧きました。腑に落ちない感じです。でも、きれいな絵ヅラでした。

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