いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

「スポンサーリンク」

『泣き虫しょったんの奇蹟』をみて

映画館で観ている途中、どういうわけか「長い映画だな」と思いました。まだ観終わっていないのに、上映時間を長いと感じた映画は、初めてでした。何故なのでしょう? それはともかく、面白みのある気持ちの良い映画でした。

 

意志薄弱気味だった少年が、将棋の面白さに目覚めてプロを夢見るpart1、奨励会に入って力をつけてプロを目指すpart2、26歳というプロになれるタイムリミットに焦り自暴自棄になるpart3、サラリーマンに転向してから将棋の楽しさに再び目覚めるpart4、周囲からの働きかけでプロの将棋士に再び挑戦するpart5などに、大きく分かれていました。

 

『若くてキレイな』担任先生役の松たか子さんが、小学生の『しょったん』に、とても温かい雰囲気で、同じ目線に立って、心に寄り添っていましたね。おとなしい少年にとって、どんなに励みになったことか、想像に難くありません。

 

街の将棋倶楽部の席主だった『工藤一夫』さん役のイッセー尾形さんが、たまたま軽トラのラジオで、プロ編入試験の最終挑戦の実況中継を耳にします。ラジオの声が、昔、自分を夢中にさせた少年の名前を連呼しているのを聞き、俄かに興奮しだします。

 

イッセー尾形さんは紙切れに鉛筆で棋譜を書き込み、戦いの優劣を必死に紐解こうと躍起になります。そのシーンが、とても胸にジーンときました。かつて同じものを夢見ていた者同士が、時空を超えて心の底では繋がっていて、無心に『しょったん』にエールを送る光景は尊いものでした。

 

先に書いたように、上映時間127分で普通の長さの映画にも関わらず、長い映画だと感じてしまった理由を私なりに考えていました。大きく分けて見ていたpartごとの『しょったん』の心象と背景が、独立した1つの物語として味わい深く、面白かったので、何度も物語を観始めて観終わった気分になったかも知れません。それで、長いと感じたのではないかと思います。 

 

とても面白かったです。本当に、おすすめの映画です。

 

プライバシーポリシー 「スポンサーリンク」