いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

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暮らしの中の楽しみ

家には一匹、お犬がいます。お犬は老犬で、ほとんど一日を寝て過ごし、起きてくるのは、お腹がすいた時と排泄をもよおす時です。

 

このお犬は実に頭が良く、人をみて行動することに長けています。お犬にとっての私の役割は、背中や喉や悪い脚をマッサージすることです。撫でて欲しい時は、私の横に体をピタッとくっつけて、伏せることにしているようです。

 

夫が外から戻ってくると、お犬は「おかえり」「早くごはんが食べたい」「そして散歩に連れて行ってよ」とアピールを始めます。猛烈な歓迎を受けているにもかかわらず、夫は素っ気ありません。

 

「はいはい、待って、わかったから……」と言いながら、夫は、朝と同じ味付けの缶詰を冷蔵庫から取り出します。

 

「ちがうよ、それじゃないよ、食べたいのは違う缶詰だよ」と、お犬は懇願しつづけて、悲しげに泣き叫びます。それを見かね聞きかねた私は、仕方なく口出しを致します。

 

「朝と同じものは食べたくないわよね。お犬は、食べることだけが楽しみだから」

 

「でも、自分も食べることしか楽しみがないから、犬とまったく同じだよ」と、夫は普通の声で答えます。

 

「それなら明日は、何が食べたい?」と訊ねます。

 

夫の楽しみが食べることしかないのなら、誠実に付き合ってあげなくてはと、冷蔵庫の中にある食材を思い浮かべながら、思案します。明日は雨だから、買い物には行きたくないなと思いつつ、「なんでもいいわよ、好きなものを作るわ」と言い放ちます。

 

何かが間違っている気はするのですが、何週間に一度はこんな調子で、食事作りに励みます。今日は夫が考えに考え抜いた夕食メニュー「うなぎ」を探しにいく予定です。さすがにこの季節、「うなぎ」はないでしょ! 

 

そういえば、旅先で食べた柳川の鰻は、とても美味でした。タレ付きよりも、白焼きが好きです。また、行きたい場所の一つです。

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