いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

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そわそわどきどき

私はもともと小心ものですが、年齢とともに、「心臓に毛が生えている」ような人に見えることを大人の貫禄と見做し、うろたえたり動じたりすることを恥だと思っている節があります。

 

少々のことでは、そわそわすることは、ありません。どきどきすることもありません。

 

いつもみているテレビドラマの後は、キュートな猫たちが主役の番組のはずでした。それがここ数日、始発電車に乗る人に「なぜ、あなたは始発に乗るのですか?」と質問を投げかけて、その土地やさまざまな人間模様を描き出すドキュメンタリー番組に変わっていました。

 

夜が明けていない真っ暗な駅の構内に、その時刻がくると、次々に照明が点灯しだして、始発電車の準備がはじまります。入口は施錠されていて、まだ乗客は一人も待ってはいません。

 

駅の近所に住む人が、入口の近くを通りかかります。インタビュアーはすかさず、何をされているのですか?と声をかけ、情報収集に余念がありません。

 

開錠時間になれば、乗客は、ポツリポツリと現れはじめ、始発時刻が近づくにつれて増えてきます。インタビュアーやカメラマンが何人もいるのでしょう、その人々の映像も映りこんでいました。

 

「なぜ、あなたは始発に乗るのですか?」「仕事は何をしていますか?」「具体的にどんな仕事ですか?」「どこに旅行にいくのですか?」「どうして其処にいくのですか?」

 

その番組をテレビの前で鎮座して、見ていました。ただ、ボーッと見ていただけなのです。なのに、頭の中では叫んでいました。「早く電車に乗らせてあげて」「関係ないじゃないの、一人にしてあげて」とか、「乗り遅れたらどうするのよ、そんなくだらない質問して、その人の1日の始まりを台無しにしないで」とか。

 

そわそわどきどきしながら、そしてインタビューされている人が怒り出さないかと、ヒヤヒヤしながら見ていました。でも乗客の皆さん、貫禄のある大人です。冷静に対応されていました。

 

特定の場所に72時間、カメラを構えて、そこを行き来する人々をインタビューするドキュメンタリー番組があります。それと、始発電車に焦点をあてているこの番組は、共通点はあります。でも、前者は私にとって興味深く好きな番組なのですが、後者はどうもいただけません。

 

始発電車に今まさに乗り込もうとする人をつかまえて、「なぜ、あなたは始発に乗るのですか?」という質問をわざわざする必要がどこにあるのでしょう。そんな質問、朝一番にしなくてもいいでしょ? そして、知ったところでどうするのかしら? 何を導き出したいのかしら?

 

そして、その番組を見ているテレビの前の人々に、どう思ってほしいのかしら。そわそわどきどき、してほしいのかしら。

 

ちなみに、私の答えです。「始発電車に乗るときは、静かな時間をすごしたいから」「誰にも邪魔されたくないから」「一人でいたいから」「余裕を持って、1日をはじめたいから」

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