「春」の休日を満喫するために、郊外に出かけました。春霞で遠くの見通しは悪かったのですが、たくさんの花と緑を楽しみました。
まだソメイヨシノは咲いていませんでしたが、変わった品種の桜を見ることができました。その桜は直径5cmくらいの大輪でした。あまりにも形が整いすぎているために、はじめは造花だと勘違いして、素通りしたほどです。奇跡の桜でした。
コノサクラ、キレイスギナイ? と思わず声を掛けました。
ナンノコト? と聞き返されました。
仕方ないことなのもしれません。同じ時間に同じ場所で同じ桜を見ても、魚と鳥くらいの感受性の落差がありますが、誰が悪いわけでもありません。同調してもらうことを望む方が無謀なことなのかもしれません。
深海魚もどきの人間め。
それでも、ようやく春になりましたね。