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夏休みの宿題

今週のお題「わたしの自由研究」

恥ずかしながら、私は、しっかりと宿題に取り組んだことは一度もないのです。夏休みの自由研究は、苦痛以外の何者でもありません。

 

それでも、姉が両親から100%の手助けを得て、昆虫採集を仕上げていた夏の日のことは、いまだに鮮やかに覚えています。

 

蝶や蝉や蜻蛉を何十匹も、整然と並べて針で刺した木箱を製作していました。素晴らしい。いくら私が虫嫌いで勉強嫌いだとしても、あの昆虫採集を馬鹿にすることはできません。

 

内心、いいなぁ……と思っていました。

 

いいなぁ、お姉さんは。父や母に支えられているんだ……と、ねたみ半分やっかみ半分、羨望とともに、心がチクチクしたのを覚えています。

 

小学3年のとき、姉は私に、ほざきました。

 

イイワネ、アンタハ。オヤニ、ナンニモ、キタイサレテ、イナクッテ。

 

私は、成績で両親に叱られたことがありません。姉によると、それは両親が私に何も期待していないからだそうです。

 

そんなこんなで、私の夏休みの自由研究は、「絵本製作」でした。物語を考えて、何枚かの画用紙にクレヨンで絵と文を書いて、ホッチキスでひとまとめします。その上にカラーテープでとじると出来上がりです。夏休みの最後の半日で、瞬く間に仕上がります。

 

そんなものですから、私は我が子に対して、宿題に関しては寛容でした。宿題はしない方が普通です。何も期待しませんでした。

 

それなのに、宿題をこなして、いい成績をとる我が子には、内心、「これは私の子ではない、神の子だ」と思っていました。

 

今となっては、親に期待されていなくて、本当は良かったのだと思います。なぜならば、私がほんの少し頑張っただけで、両親は大喜びしてくれるからです。

 

その反面、姉には悪いことをしてしまったのかもしれません。矢面に立たされて、いつも頑張り続けるしかなかったのかもしれません。いくら頑張ったところで、親の期待には手が届くはずはないのに。

 

でも。

 

賢い姉は、早々に頑張るのをやめました。そして、早々に、まだ若かった両親を老人扱いしはじめました。その為に、両親は年齢以上に、年齢に立ち向かわざるをえませんでした。

 

面白いですね。みんな、負けたくないから、頑張るのです。馬鹿にされたくないから、頑張るのです。

 

その引き金は、親が手伝う夏休みの宿題、かもしれません。

 

 

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