いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

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自転車のペダル

お久しぶりです。何ヶ月ぶりでしょう。何年ぶりでしょう。やっとのことで、夢の中で貴方をお見かけしました。

 

街の人ごみの中で、追いかけることも、呼びかけることもできずに、ただ右往左往して目で追っていました。

 

でも結局、貴方の姿を見失いました。けれど、きっとまた、同じ通りに戻ってきてくれるはずだと信じて、待っていました。

 

待って、待って、待って、そして夢の中で気がつきました。もう一つ、通り道があったことに。貴方は別の通り道を歩いて帰っていったのかも知れないことに。

 

焦りました。また何年も会えなくなるかも知れません。

 

走りました。貴方が歩いているはずの別の通り道を探し求めました。そして、いつしか、私は自転車をこいでいました。

 

早くしないとまた貴方に会えなくなるという寂寥感に泣きそうになりながらも、一生懸命、自転車をこいでいました。何十年ぶりでしょう、自転車のペダルを踏む感触は。

 

けれども、闇雲に自転車をこいだせいで、貴方に出会えるどころか、自分がどこにいるのかもわからなくなってしまいました。そして、日が暮れていきました。

 

朝、現実に目が覚めた時にまだ、知らない街にたどり着いて、途方に暮れている余韻が残っていました。

 

それでも、貴方をお見かけできて、嬉しかったです。夢の中でさえ、会えなくてもいいです。元気でいてください。幸せでいてください。

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