いつかきっとがもう間近

ありのままの生活と夢の中

おにぎり

今週のお題「寿司」

お寿司といえば、どうしても思い出してしまうのが「おにぎり」の話です。

 

私が小学生の頃、夏休みの宿題といえば絵日記でした。毎日、毎日、絵日記を書かなければなりません。その日の天気と印象に残ったことを1日も欠かさずに書くのは、今から思えば至難の業でした。

 

とはいいましても、当時もボーッとした子どもだったので、ひまわりの絵をかいて、「暑かったです」で終わりでも恥とは思わず、平気でした。

 

けれども、それを不憫に思ったのは、まだ若かった私の両親でした。どこかに連れて行ってやりたいが、遠くには行けない、それでは近場でイベント的なことをしてやろうと思ったのでしょう。

 

そして連れて行かれたのが、お寿司屋さんでした。細長い木のカウンター席しかない本格的なお店のようでした。その夜、書いた絵日記は、「おにぎりを食べにいきました」というものでした。

 

両親は「にぎり」を食べさせてやったと思っていたので、夏休み終了後、学校に提出してから戻ってきた絵日記を見て、笑いながらも相当がっかりしていました。その残念さが私にも伝わり、「お」をつけたことを本当に申し訳ないと思いました。

 

実は、「にぎり」という言葉はもちろん、知っていたのです。それをわざわざ「おにぎり」としたのは、いつになく上等な場所に連れて行かれたという特別感に、丁寧な「お」をつけて際立たせたかったのだと思います。

 

もちろん、そんな釈明は口にも出せず、ひたすら黙りこくっていましたが。大人になってからは、回転寿司にしか行っていません。気を使わなくてすむのが、最高です。

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